ネット広告費、実は2006年に”雑誌超え” – 2007年も上回る | ネット | マイコミジャーナル

国内の広告市場はネットがもっとも成長し、マス４媒体はいずれも低成長もしくは減少に転じている。

各媒体とも媒体内のコンテンツ価値と広告価値のバランスを見直すべき時が迫っているということである。ネット広告の提供価値は、他の媒体価値にないものを提供しているが、マス４媒体にしか提供できない価値も充分ある。

売上数字だけをみてどっちが勝った負けたのを語るのは判断を誤る元になる。ただ気になるのは価値の高い魅力的な国内ネット媒体が少ないこと、国内の検索エンジンの広告価値が低いことである。マス４媒体は企業努力で価値を高める可能性はまだあると思うが、ネットの場合、国内媒体が充分に成長していないということは、広告費に含まれる媒体費分が国外に流れてしまい、業界全体のバリューチェーンが崩れることが心配である。