とあるビジネスミーティングでの出来事。
「個人的には・・(といって発言に責任がないことを述べておく)」「弊社としては・・」「御社の・・」「○○さん(といって社名をさんづけする)」というビジネスミーティング特有の日本語が飛び交う日本の会議風景。
話している人はみな立派なビジネスマンであり大人の市民なのに、どこかに見え隠れする「働いているのは会社であり、自分個人は責任ない。」のコトバ。

大の大人がネクタイをして話す内容にしては違和感を覚える。

英語の言い回しで議論がでていた”I”と”We”の違い。私はどっちでもよいと思ったが、日本語でいう「個人的には・・」がつく/つかないの違い、とのニュアンスがある。

企業活動での”I”を”We”に変える作業にかかるコストは、企業コストのかなりの部分を占めると思われる。

ネットを使ったビジネスを考えてみると、調整コストが高い企業型組織よりも、個人に近いビジネスユニット同士が世界をまたいで協業できるモデルのほうが、早くてよいサービスが生まれる可能性がある気がする。

この調整コストが定量的に計れれば面白いかもしれない。

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