マス4媒体企業は今回の不景気の打撃を受け、どの企業も業績が厳しい。
厳しい理由は「不景気が理由」「構造問題」の片方または両方と、諸々意見がある。
私は後者の「構造問題」に近い意見だが、どうもそれも十分でない気がしている。
つまり、広告はメッセージを伝えたい人と受けたい人のマッチングを代行するビジネスだ、とすると、
・マッチングコストはインターネットとコンピューターリソースのおかげで絶対的に下がる。
・マッチングコストは、伝えたい人だけでなく受けたい人も払っている。
の2点の構造問題が浮かび上がってくる。
広告費を「伝えたい人が払うコスト」だけに限定すれば、当然下がって行くのが自然な流れだろう。
しかし、マッチングはある一定のコストがかかる事は事実で、その負担は伝えたい人だけでなく、受けたい人にも発生しており、ここをうまくマネタイズできるとよいし、実際必要な仕事だと思う。
どの程度の負担割合がよいかは議論が必要だが、8−2くらいの割合で受けたい人も負担をするというのでいかがであろうか。