以前次世代育成支援対策推進法についての考えを述べたが、今回はそれを企業にあてはめて考えてみた。
昨今、育児休業に関する記事がよく発表され、企業は育児休暇取得を促進したり、勤務時間削減に励んでいる様子である。
しかし、根本的に考え方がずれていないだろうか。「育児」という作業が「仕事にあらず」「休暇中に行うこと」という定義自体が誤っているのではないだろうか。「育児」は楽しい面もあるが、基本的に難しく訓練が必要であり、社会的にも重要な仕事である。

もっと積極的に社会活動に組み込めばよいと思う。
ということで、企業内に「育児部」を作ったらどうだろうか。つまり育児期間はその部署に所属し、育児をしながら文化活動などの社会活動に参加するというものである。大企業であれば社内で十分運営可能と考えられるし、中小企業は、「育児部」を運営する企業にアウトソースすればよい。また政策面でも、「育児部」活動に一定の支援があってもよいと思う。
「育児部」の社員は、必ず「親士」の勉強をして親としての素養を身につける。

いかがなものだろうか。私は次世代育成支援のソリューションはこれだと思う。

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