20日の記者会見を聞いてみなければなんともいえないが、この新会社の動向は非常に気になるところである。

TSUTAYA会員1800万人の顧客ベースと、TBSが持つメディア力とコンテンツ開発力は、両社にとって今後の成長に必要なリソースであろう。

ただ本当にうまく行くかどうか、新規事業が成功するナローパスをうまくくぐりぬけられるか、動向に注目したい。

もともとレンタルビデオは、アダルトコンテンツの流通をしたり、メディア業界に目の敵にされたりしながらも成長してきた業界で、サブカルチャー的色彩が残る。

一方でメディア業界は、国家政策がベースになって業界自体が時間をかけて「構築」された業界である。

いずれにしても、どんな消費者メリットを出す会社が生まれるのか、楽しみだ。