久しぶりの連休を奥志賀高原で過ごした。無邪気に景色やスキーを楽しみながら、街の考え方に何点か先進性があるのに気づいた。まずコンビニ・看板がない。電柱もないようだ。宿泊先のスタッフに聞くところによると、建物規制が厳しいらしい。高原の中心地には音楽堂があり、小澤征爾氏指揮のオーケストラも来るそうだ。宿泊先は某スキーウェアメーカーのオーナーが経営するものらしい。また都市開発は長野電鉄が手がけているとの話も聞く。
ふとこの街は、日本版のスイス・ツェルマットになれる可能性が十分あると思った。
しかし、大変残念な点がある。まず1点目は交通だ。マナーの悪い自家用車が街中で人を掻き分けて走り抜けていく。旧態然とした誰も乗ってないバスが、やる気なさそうに走り抜けていく。この車両の動きが人の動きを分断させている。2点目は人が集まるメインストリートがないことだ。車のせいで人が歩く場所がない。人同士の有言・無言のコミュニケーションが生まれにくい構造だ。
でもまだ可能性は十分ある。是非魅力ある奥志賀高原になっていただきたいと思った。
それにしても、天気がよく最高の青空だった・・・。